#141【皇帝替わりすぎ】ローマ人の物語33 迷走する帝国 塩野七生  塩野七生 新潮文庫




軍人皇帝の時代。
現皇帝に不満が高まっていれば、その人は殺害され、人気、功績のあった武将が軍団に推挙されて皇帝になってしまう。
たとえ、教養や家柄がなくても実力で皇帝になれる。

また、地位は高くても統治能力に欠ける元老院議員は、もはや武力がないためになすすべがない。

こんな混乱した時代に、東方では蛮族が侵入し、西方ではササン朝ペルシアが強大になる。
そして、西方遠征に出たローマ皇帝ヴァレリアヌスがペルシアの捕虜になってしまう。

このままローマ帝国が崩壊してもおかしくないが、まだまだ持ちこたえるのだ。


* 目次 *
第一部 ローマ帝国・3世紀前半(承前)
 第三章 (紀元235年ー260年)
  皇帝マクシミヌス・トラクス
  実力と正当性
  元老院の反撃
  1年に5人の皇帝
  実務家ティメジテウス
  東方遠征
  古代の地政学
  皇帝フィリップス・アラブス
  ローマ建国一千年祭
  皇帝デキウス
  キリスト教徒弾圧1
  蛮族の大侵入
  ゴート族
  石棺
  蛮族との講和
  ゲルマン民族、はじめての地中海へ
  皇帝ヴァレリアヌス
  キリスト教徒弾圧2

第二部  ローマ帝国・3世紀後半
 第一章 (紀元260年ー270年)
  ペルシア王シャプール
  皇帝捕囚
  ペルシアでのインフラ工事
  皇帝ガリエヌス


<グッときたところ>
①品格。
「簡潔であり素直でありながら、品格をももたせることは、充分可能なのである。
品格がプラスされると、同じ一行でも聴く人は重みを感じるようになる。
それが、聴く人を心から納得させる力になるのだ」

→いかにして品格を持たせるかが問題。

②天才。
「自分がローマの総司令官ならばどうするか、を考えれば、たいがいの場合は見当がつくのである。
それでも予想できない手を使ってくる人が天才なのだ」

→予想できないから天才。

③政略面での継続性を失ったことが、3世紀ローマ帝国の特質。
「継続することがエネルギーの浪費を防ぐ方法のひとつ」

→良策ならば継続した方が効率的。
    日本のようにころころ政権が替わって、ころころ政策がかわるようでは困る。

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