#142【踏んだり蹴ったり】ローマ人の物語34 迷走する帝国 下 塩野七生 新潮文庫





3世紀後半のローマは、踏んだり蹴ったりである。

ローマ皇帝がササン朝ペルシアの捕虜になったと思えば、
ペストが流行したり、地震が起きたり。
さらに今のフランスのあたりであるガリアがローマ帝国から分離して、
「ガリア帝国」が生まれたり、
東方では、ローマ帝国の領土であるシリアの周辺では、
パルミラ王国が生まれたりする。

両国とも後にローマ帝国に戻るが、この他にも至るところから蛮族が侵入してくる。

ローマ市内では、皇帝アウレリアヌスの時代に、
今でも残る「アウレリアヌス城壁」がつくられた。
この城壁がなければ、安心して暮らせなかったということ。

この時代は、30人皇帝時代とも呼ばれ、政治を知らない軍人が皇帝になったりと、
政治面も踏んだり蹴ったりである。

そんな時代にキリスト教が徐々に力をつけていく。


* 目次 *
第二部 ローマ帝国・3世紀後半(承前)
 第一章 (紀元260年ー270年)(承前)
 未曾有の国難
 ガリア帝国
 ;パルミラ
 帝国三分
 一つの法律
 「防衛線」の歴史的変容
 スタグフレーション
 ”タンス預金”?
 不信任
 皇帝クラウディウス・ゴティクス
 ゴート族来襲

第二章 (紀元270年ー284年)
 皇帝アウレリアヌス
 反攻開始
 通貨の発行権
 「アウレリアヌス城壁」
 ダキア放棄
 女王ゼノビア
 第一戦
 第二戦
 パルミラ攻防
 ガリア再復
 凱旋式
 帝国再統合
 皇帝空位
 皇帝タキトゥス
 皇帝プロブス
 蛮族同化政策
 皇帝ガルス
 ペルシア戦役2
 落雷

第三章 ローマ帝国とキリスト教


<グッときたところ>
①リーダー。
「リーダーでありつづけることは、相手が感性に左右されやすい
人間であるだけにむずかしい。
親近感をもたれながら、距離感もいだかせる必要があるのだから」

→適度な距離感でいないといけない。

②人々を苦しめること。
「自分はどこにも属していないという孤独感なのである」

→「人という字は」という話になりそうだ。

③キリスト教が長きにわたって勢力をもちつづけること。
「いつまでたっても人間世界から悲惨と絶望を
追放することができなからである」

→パクスロマーナの時代は、この教えが必要ないくらいよい時代だった。
 現代でもキリスト教があるのは、悲惨と絶望があるからか?

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