#146【皇帝が4人】ローマ人の物語35 最後の努力 上 塩野七生 新潮文庫


ローマ人の物語〈35〉最後の努力〈上〉 (新潮文庫)
新潮社
塩野 七生

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軍団内で後方担当の官僚として勤務していたディオクレティアヌス。
前帝の死亡により、彼の仕事ぶりが評価され、皇帝に推挙された。

ディオクレティアヌスといえば、ローマの中央駅・テルミニ駅の前にある
ディオクレティアヌス浴場。
現在は浴場としてではなく、美術館や教会として使用されている。
今でも残っていることがすごい!

皇帝ディオクレティアヌスの重視したのは、安全保障と帝国の構造改革。

安全保障は、対外面のみならず国内の治安の維持も含む。

帝国の構造改革として、二頭政をはじめた。
これは帝国を西方と東方に分けて、2人で分担して統治するもの。
後にそれぞれが副帝をつけて、帝国を4つに分けて四頭政になる。

すなわち、それぞれが軍団を持つわけなので、軍人は増加する。
したがって、彼らに支払う給料のために、増税となる。

また、当時は蛮族の侵入が多く、地方の農民は蛮族や盗賊を恐れて、
離農し都市へ流入してくる。

これを防ぐため、親の仕事を世襲とし、職業選択の自由、
居住地選択の自由を制限。

社会主義的な世の中になった。

彼が他の皇帝と違うのは、在位20年で潔く皇帝を退位したこと。
ただし、はじめの二頭政の同僚マクシミリアスも道連れにして。

*  目次  *
第1部  ディオクレティアヌスの時代
(紀元284年ー305年)
  迷走からの脱出
  「二頭政」
  「四頭政」
  ペルシアとの関係
  兵力倍増
  帝国改造  
  官僚大国
  税金大国
  統制国家
  ディオクレティアヌスとキリスト教
  ディオクレティアヌス浴場
  引退

<グッときたところ>
①パクス・ロマーナの時代。
「外敵からの防衛と同時に、国内の治安維持にも成功していたからである」

→平和だから自由に経済活動ができる。

②裕福な個人を公共事業に関与させるために。
「まずは、自ら率先して手本を示す。
第二に彼らの虚栄心にも訴えるのを忘れなかった」

→形に遺るとなれば、人間はより一層やる気を起こすものらしい。

③終の棲家。
「家を見ると、その人の性格がわかる。
とくにそれが終の棲家として建てられた家であれば、
建てた人の性格をはもっともよくなる」

→確かに、残りの人生を過ごす場所であれば、
作りたいように作るだろう。


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