#226【滅亡後】ローマ人の物語43 ローマ帝国の終焉(下) 新潮文庫 2006年


ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉 (新潮文庫)
新潮社
2011-08-28
塩野 七生

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ついに本巻で文庫版全43巻が終了。

読み切った感はある。

でも、「世界の首都」と呼ばれていたローマが蛮族の手に落ち、さらにローマを蛮族から守ろうとした東ローマ帝国から、逆にとどめをさされてしまったというのは、とても切ない。

ローマ人の物語のおかげで、欧州のベースとなるローマ帝国を知ることができ、おまけにローマが新婚旅行の行き先ににもなった。

現地を見てきただけに、感慨もひとしお。

さて、この時代、日本人にはわかりづらいのは、キリスト教同士であっても、異端であれば敵対するということ。

キリスト教以前のローマ帝国なら、政策なども理解ができたが、キリスト教が入ってきてからは、「神の意思」云々といっても、よくわからない。

蛮族が支配するようになっても、やはり蛮族と思うのは、ローマ人と同じ教育を受けると、ゴート族の子弟もローマ的になり非ゲルマン的になるのをおそれ、東ゴート族の子弟は学校に行かなくてもよい、となったこと。

すなわち、文盲なので、結局は文章の書けるローマ人なしには、何も処理できないということ。


Amazonの内容紹介は次の通り。

西ローマ帝国の皇帝位を廃したオドアケルののち、テオドリック、テオダトゥスと、ゴート族の有力者がイタリア王を名乗り、統治を開始した。
これに対して、東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌスはヴァンダル族の支配する北アフリカ、続いてイタリアへと侵攻した。
しかし、この17年にも及ぶ東西の攻防のいずこにも、ローマ人の姿はない。
ローマ人はもはや地中海世界の主役ではなかったのである。
空前絶後の世界帝国は、消え果ててしまったのだ。



なるほど~というところは次の通り。
①政治、軍事、行政
政治でも軍事でも行政でも、人間世界の多くことは「苦」を伴わないでは済まない。
ゆえにそれを国民に求めねばならない為政者に必要な資質は「苦」を「楽」と言いくるめることではなく、「苦」は苦でも喜んでそれをする気持ちにさせることである。


→難易度が高い。


②戦争
戦争は、弁解の余地もない「悪」である。
その「悪」に手を染めねばならなくなった軍事関係者が頭にたたきこんでおかねばならないことの第一は、早く終える、に尽きるのだ。


→長期化は、人力も物資も必要なので、早く終わるに尽きる。


③責任
専制君主国では、君主は決定はするが、責任はとらない。
そして、臣下は、決定権はないが、責任は取らされる


→キリスト教国では、君主は神意を受けて就任しているという。
だから、責任をとることは、神様のに反するのでできない。
神意とかいっても、結局は人が決めているのでは?


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↓ご参考。
#95【ローマに行ってきました!】ローマ人の物語 スペシャルガイドブック 新潮社
(2010年11月11日 記す)


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この記事へのコメント

俺だ
2012年01月05日 04:27
べっ、べつにアンタのためじゃないんだからね!(ノ゚Д゚)ノシ♪ http://jn.l7i7.com/

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