#225【滅亡】ローマ人の物語42 塩野七生 新潮文庫 2006年


ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉 (新潮文庫)
新潮社
2011-08-28
塩野 七生

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ついにローマ帝国が滅亡してしまった。

最後の20年を、西ローマ帝国と東ローマ帝国を比較すると、東ローマ帝国は15年以上の長期政権であるのに対し、西ローマ帝国は20年間で9人の皇帝がいた。

長期政権では、問題に対しては、腰を落ちつけて対処できる。
短期政権は、その逆。

これを読んで、西ローマ帝国は、まるで日本だな!と思ってしまう。

ローマ帝国の最後は、劇的なクライマックスがあるのではない。
最後の皇帝が退位した後、「ただ、誰一人皇帝にならなかった、だけであった」という。

しかし、幸いなことに日本には首相になりたがっている人たちがたくさんいる。

ということで、日本はまだまだ滅亡しないだろうと一安心⁉


Amazonの内容紹介は次の通り。

屈辱的な首都の劫掠の後、帝国の本国たるイタリア半島には一時的な平和が訪れた。ガリアでの地歩を固めたい蛮族が共食い状態になったためだ。しかし、ホノリウスが長い治世を無為に過ごして死んだのち、権力は皇女や軍司令官らの手を転々と渡り、二年にもわたる内戦状態にさえ陥った。そして運命の四七六年、皇帝が蛮族に手によって廃位され、西ローマ帝国は偉大なる終わりの瞬間をもつこともなく、滅亡の時を迎えることになった―。



以下、グッときたところ。

①経験と情報。
自身で経験していないことでも知識と想像力を駆使することによって、ローマ人が好んだ言葉でいえば「comprehendere」、つまり「把握し理解する」必要があり、それには情報が欠かせなかった。
しかも情報は、一つではなく複数であることが、このような場合には絶対の条件になる。


→昔も今も情報が重要。


②蛮族の時代。
これから始まるのは、支配者がどの人身事故や民族に変わろうとも、勝者と敗者の同化だけは起こりえない、世界になることだけは確かであった。


→昔のローマ帝国は、同化できる、いい時代だったなあ~。

③盛者必衰。
人間にかぎらず、都市も、国家も、そして帝国も、いずれは滅亡を運命づけられていることに、想いを馳せずにはいられなかったのである。トロイ、アッシリア、ペルシア、マケドニアと、盛者は常に必衰であることを、歴史は人間に示してきたのだった。


→ローマ帝国でさえ滅亡する。
うーん、切ない…


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#224【蛮族】ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉(上)塩野七生 新潮文庫 2006年
(2011年9月13日 記す)

ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫)
新潮社
2011-08-28
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