#334【徳川家康と石田三成】関ヶ原(上) 司馬遼太郎 新潮文庫 1966年


関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)
新潮社
司馬 遼太郎

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関ヶ原の戦いを描いた物語だが、実際の関ヶ原での戦いの場面はわずか。

言い換えれば、関ヶ原の戦いとは、東軍の徳川家康と、西軍の石田三成がいかに諸大名を味方につけるかがミソ。

というわけで、上中下巻で合計1200ページを越える本書は、徳川家康と石田三成を中心に、彼らの政治力がものをいう。

石田三成は、アタマは切れるが、人望がない。

結局は、それが関ヶ原の戦いの敗戦の一因でもある。


司馬遼太郎の作品によくあることだが、本書も架空の女性と石田三成のお色気シーンがある。

個人的には、司馬遼太郎のそういうところが好きだ!


Amazonの内容紹介はこの通り。
東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。
秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか。




グッときたところ。
①徳
「幼児にさえ好き慕われる、という徳でござるな」
「わしには、無理さ。
ひとは生得の短所はついにはなおせぬものだ。
短所を改めんがために大くるしみするよりも、短所に大あぐらをかいて長所をのばすほうが、急務だ」

→言っていることはわかるが、徳が先だろう。


②愛嬌
男は愛嬌でござる。
太閤を見習い候え。
人間、剽げたところと抜けたところがなければ大器にはなれませぬぞ。
ことに、うまい冗談口をたたけるのは、男の一徳でござる。

→石田三成への説教。
まじめなだけではダメ。


③徳川家康のばくち
ばくちは勝つためにうつ。
勝つためには、智恵のかぎりをつくしていかさまを考えることだ。
あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る、というところまで行ってから、はじめてなげる。
それが、わしのばくちだ。

→それはばくちと呼べるのか?


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