#343【覇王=徳川家康】覇王の家(上) 司馬遼太郎 新潮文庫 1979年


覇王の家〈上〉 (新潮文庫)
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司馬 遼太郎

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覇王=徳川家康の家。

家というよりも、徳川家康の本拠地である三河について。

言い換えると、徳川家康と三河武士の話。

正直言って、徳川家康は信長や秀吉ほどの派手さはない。

むしろ地味な印象。

そんな人物でも、世を泰平にし、300年弱の徳川幕府を作ったのだから、優れたところがあるのだろう。

それを探るのが本書。

Amazonの内容紹介はこの通り。
徳川三百年―戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。
三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。
おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。秀吉が天下を取ろうとしていた…。



グッときたところ。
①信長、秀吉との違い
家康は、信長や秀吉のような天才ではなく、自分の体験を懸命に教訓化し、その無数の教訓によって自分の臓腑を一つずつつくりあげたような男だけに、戦勝よりも戦敗のほうが教訓性が深刻で、いわばためになった。

→同じ失敗はしない!


②信長にとっての価値のある人間
「惣じて人は、心と気とをはたらかすをもって善しとす」

→気遣い、心遣いを見ている!
部屋に落ちている埃に気がつくか、がミソ。
実際に信長はそれでテストをしたらしい。


③家康の野望のなさ
三河殿は天下への野心をもっていない、と信長はこれによって見きわめ、自分にとってもっとも安全無害な同伴者であると踏んできた。
むろん家康は、信長の安心を買うところまで計算はしきっている。
かれの地方主義は、かれの保身上の計算から出ていた。

→実際に、この頃は天下の野望はもっていなかった。
トップに採り入れられるには、こういうのも必要らしい。



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#86【革命家】 国盗り物語(3) 織田信長 前編 司馬遼太郎 新潮文庫
(2010年9月29日 記す)

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