#456【元農水官僚の本】農協の大罪 山下一仁 宝島新書 2009年


農協の大罪 (宝島社新書)
宝島社
山下一仁

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著者は、元農水省の人。

反農協というわけではないが、農水省時代に構造改革をしようとすると、ことごとく農協から妨害が入ったという。

著者は、農業で生きていこうとしているまともな農家が努力するのを、農協に妨害してほしくない、と願っているだけ。

この本と、他の農協に関する本を読んでいて感じるのは、元々は農家のための組織だったのが、今や農家ではなく、組織のための組織になっているということ。

今後、全農は株式会社化されるらしいが、どうなることやら。


なるほど〜という点は次の通り。

⑴専業農家よりも兼業農家が重要
兼業農家は週末しか農業をしないので、雑草が生えると農薬を撒いて片付けてしまう。
兼業農家の方が肥料・農薬を多投するのである。
農産物価格が高くなると、農家はより高い価格をこれらの資材に払うことが可能になる。


⑵組織維持が目的化
300万農家よりも30万農協職員の雇用や利益の確保が必要となる。
高い農産物価格の維持によって、資材価格を高く設定するのはその顕れである。
(中略)
しかし、農家の利益を完全に無視すると、農協自体の存在も危うくなる。



⑶農業のための農協を作るべき
大規模農家は低コストで資材を購入できる。
購入単位が大きいからだ。
また規模が大きいので、農産物の価格競争力もある。
さらに兼業農家と違って、週末以外にも農業に専念できるので、農薬や化学肥料の投入を減らし、環境にやさしく品質の良いものを販売できる。
→兼業農家には悪いが、政府の補助はやめた方が日本の農業のため。



Amazonの内容紹介はこの通り。
誰も書けなかった聖域のカラクリ。
JA農協、農林族、農林官僚…「護送船団」の延命と引き換えに、危機に瀕する日本の食料安全保障!自給率はさらに激減する!元農林官僚からの警告。


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