#357【将の器】のぼうの城(上) 和田竜 小学館文庫 2010年


のぼうの城 上 (小学館文庫)
小学館
2010-10-06
和田 竜

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映画化され、話題の本。

読んで思う、確かにおもしろい!

主人公の成田長親は、「のぼう様」と呼ばれているが、「でくのぼう」からきたもの。

彼の言動を見ると、確かにでくのぼうにも思える。

成田家の跡取でありながら、村に行って農民と農作業をしたりする。
しかも、要領が悪いため、農民からすると迷惑であったりもする。

しかし、そんな長親を見ていると、「将器」とは何か、ということを考えさせられる。

思うに、しょうもない人だけど、その人のためならやってあげよう、と思わせるのが「将器」ではないだろうか。

この長親が、まさにそうである。

Amazonの内容紹介はこの通り。
2011年映画化原作!戦国エンターテインメント大作
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。
そのなかに支城、武州・忍城があった。
周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。
秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。
城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。
武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。
従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説!

編集担当者からのおすすめ情報
カバー装画は、単行本に続き、カリスマ漫画家、オノ・ナツメ氏に描いてもらいました。上巻は、単行本時と同じ、「のぼう様」こと成田長親、下巻は、描き下ろしの石田三成。上下巻を合わせると、どこかクールなのに迫力に満ちた両雄が激突するような絵柄が立ち上がってきます。


グッときたところ。
①将器
家中の者や百姓たちは、長親をあなどりながらも、かえってそのためかあけすけに腹を割って話しかけた。
この得体の知れぬ一種の人気を、丹波だけは「将器」ととらえ、信じ続けてきた。

→得体の知れない人気もまた、将器。


②大軍を前に吠える長親
強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限なく虐げられ、踏みつけにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。
小才のきく者だけがくるくると回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅をきかす。
ならば無能で、人が好く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ぬというのか。
「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」

→いいこと言う!


③百姓からみた長親
俺たちがついてなきゃ、あののぼう様はなにもできゃしねえ。
そんな馬鹿者を守ってやるという一種の義侠心が、彼らを突き動かしていた。

→下の者にこう思われるのが、上に立つものの本望。

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